当院はペットの歯の治療を得意としております
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ぼくたちにとってごはんはとってもとっても楽しい時間です。
歯が痛いとごはんが食べられず辛い毎日です・・・
ここの先生はぼくたちの歯を優しく治してくれます。
歯が痛くなったらすぐにつれていってね!
はじめに
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当院の歯科治療は歯だけを診るのではなく体の状態や生活環境、動物の性格を考慮して治療に当たっています。
あわせて飼い主様におうちでやっていただきたい歯磨きの指導もしております。
歯の健康は体の健康につながります。
飼い主様と一緒になって、歯周病をはじめとする歯科疾患を予防していきましょう。病院全体で協力し、チーム医療で取り組んでいます。
歯石除去(スケーリング)
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歯石除去は歯石を取ればいいものではありません。
歯石の取り方、取った後のケアが大切です。
当院では、歯石除去の際、仕上げの工程を丁寧に行い、できる限りつるつるの歯に仕上げる事で次の歯石を付きにくくします。また、歯がグラグラしていないか、歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)が深くなっていないか、腫瘤がないかどうか等口腔内検査も含め行っています。
歯石は専用の「超音波スケーラー」で効率よく取り除きます。
そのため麻酔時間を短くする事ができ、体への負担を最小限にします。
歯の裏側にある歯石も除去します。 処置後の説明で、よりベストなプラークコントロールの方法を飼い主様へご案内する事で、おうちでの日常ケアへとバトンタッチしていきます。
歯周病は感染症だと、人の歯科では言われています。これは動物も同じ事がいえると思います。
歯の研磨
- つるつるのキレイな歯にしてあげましょう
歯石除去の仕上げは「研磨」。ミクロのでこぼこを研磨する事で歯の表面をつるつるにします。
つるつるの方が歯石がつきにくい…とイメージできますよね。
歯周病
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- 人間と同じで歯周病はやっかいです・・・
「歯周病」は、歯石の付き方や歯肉の状態によって「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。
いわゆる「歯周炎」に該当するものでは、歯石除去の他に、歯肉下の歯石=「縁下歯石」も
除去します。
<歯周炎>
動物の口の中は歯石が付きやすい環境になっています。
歯周炎とは歯肉炎が進み腫れが歯茎や歯の周囲組織に広まった状態です。
そのため完治することがなく生涯付き合わなくてはなりません。
診察では歯石の付着状況から歯周炎も考慮し、治療計画を立て飼い主様に説明します。
また、口腔内をきちんと精査し、治療をするには麻酔が必要であるため、事前に全身状態を把握し、
処置が可能かどうか判断させていただく必要があります。
そのため、動物の健康状態に合わせて処置前の検査として、血液検査やレントゲン検査、心臓検査が
必要になります。
レントゲン検査
- レントゲン検査で歯の異常をすみずみまで調べます
歯周ポケットが深い歯、ぐらつきの著しい歯は、歯科専用のレントゲン写真を撮り、精査します。
歯を残せるかどうか、外から見えない「歯の根っこ」の状態を調べるのです。
レントゲン検査の結果、歯の根っこが腐っている場合やまわりの歯に影響を及ぼしそうな場合は、やむなく抜歯をします。
このような結末にならないよう、ハミガキなどご家庭でのプラークコントロールは非常に重要です。
破折
- 歯が折れること…それは大変痛いことです。
歯が折れる原因は様々です。
当院では折れた原因や飼育環境も含めて、その動物にあった治療法を提案します。
歯は突発的に折れますので、普段の生活習慣の見直しがとても重要です。
歯の中央部に赤いシミが見えますが、これが歯の「髄」です。
このままにしておくと、髄から歯周病菌が侵入し、歯の根本が腐ってきます。
そのため歯に歯根に通じる穴をあけ、抜髄(神経を抜く処置)をし、拡大した根管を洗浄、
乾燥した後、詰め物をしていきます。
そして最終充填剤(コンポジットレジン)を充填します。
処置後は定期検査として歯のレントゲン検査を行い経過観察します。
歯科指導
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歯石除去した後のきれいな歯を一日でも長く保ちたい。
残っている歯をできるだけ良い状態でのこしたい。
その思いは飼い主様も同じだと思います。
ハミガキの方法が分からない、お口に触らせてくれない、やってはいるがうまくいかない…
そんな悩みを持つ飼い主様向けに、当院ではプラークコントロールの方法をご指導致します。
また、わんちゃんの行動でお困りのこと(かじりぐせやひっぱりぐせなど)があれば、行動診療科も併設していますので、歯だけでなく飼育環境や生活習慣も考慮し、行動診療科と協力してアドバイスをおこなっています。
プログラムは個別となりますので、歯磨きにチャレンジしたいけど、
ちゃんとできるか心配な飼い主様は、当院のスタッフまでご相談ください。
歯のことでお困りのことがあれば
北大阪ペットメディカルプラザに連れてきてください